新年度を迎えて。

新年度を迎え新たな気持ちでの出発の方も多いかと思います。

私は、新たな気持ちもありつつ、ドキドキで、真剣な毎日といった感じです。

その中の一つに、福島県川内村のコミュニティーセンター移設工事がありました。

東日本大震災の後、ドイツ大使館より、復興支援の一環として

福島県の川内村へコミュニティーセンター寄贈のお話があり、そのお手伝いをしました。

以前からEUの家づくり、特にドイツの家づくり、エネルギーへの取り組み、

環境への取り組みなどを学んでいた繋がりからでした。

川内村は警戒区域、緊急時避難準備区域に指定されている為、

村民の皆さんや役場機能も郡山のビックパレットに避難されていたので、

当初ビックパレット内に建てました。

が、せっかくのドイツからの支援です。

仮設住宅の期限が切れる時、或いは川内村へ皆さんが帰村する時には

移築できるようにと考えて作りました。

また、日本の家づくりの20年先を行くと言われているドイツからの支援ですから、

建物性能は少しでもドイツに近づけたいという思いがありました。

昨年1月に村役場機能を郡山から村内の庁舎に移してから少しずつ話を進め、

今回の移築となりました。

建物は22個のユニットでできています。

そのユニットを分解して、川内村へ運搬し組立てます。

郡山での解体作業時はスタッフは通っていましたが、

川内村での組立ての時には、流石に通うのに2時間弱掛かるので

川内村のコテージに大工さんを含め多い時には総勢10名で泊まりがけで作業しました。

時には、”同じ釜の飯”を食うのも若いスタッフには良い経験だったと思います。

私も何日か泊まったのですが、この、”同じ釜の飯”が、ご飯もおかずも美味しく好評でした。

その工事も無事終わりました。

今回も、40日の工期という事で、天候も気が気ではありませんでしたが、

協力業者の方々、大工さん、スタッフ、本当に頑張ってくれました。感謝です。

1197-川内1

1198-川内2

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断熱材はセルローズファイバー(古紙を再生したもの)で、充填断熱(内断熱)でした。

解体の時に吸引して、川内村でまた、吹き直しました。

リフォームや増改築にもセルローズファイバーの断熱材は利用可能です。

電気や水道などは、メンテの時に直ぐに対応できるように、地元の業者の方にお願い致しました。

郡山では、役場の方や保育園として使っていたようでしたが

これからは、一部、長崎大学等の大学の方々が研究の為に使用するようです。 

風力発電

 あぶくま高原道路を抜け、山越えをして川内村へ向かうと、雄大な風車を見ることができます。

川内村とのご縁がなかったら、見ることも無かったなあと思います。