新築の際、お子様の人数によりますが、たいてい一人4.5帖から6帖程度の子供部屋を想定している方が多いです。出入り口の扉は2つ取り付けて、お子様が小さい時には広々使い、将来は間仕切って使用するような間取りですね。
そこで最近気になっている事は、
子供部屋はいつごろから与えるのか?
我が家の小3の娘はいつまでも家族と一緒でいいと言っていますが…
一般的には小学校高学年だそうです。
学習机を購入して小学校入学時だとか
自然に自分から子供部屋がが欲しいと言った時
本格的に勉強する中学生からなど
さまざまな意見がありますね。
リビングで勉強する子は伸びる!とか
少し大袈裟ですが、〔子供をゆがませる間取〕なんて本も出ていて
殺人事件などを起こした犯罪の背景には孤立した子供部屋が影響したなんて話もあり
ます。
やはり子供の成長と自立には個室が必要でそれぞれの家庭の考え方で時期は異なりま
す。
特に子供部屋を与えたとたんにコミュニケーションが分断されることが心配です。
与える時にはルールを決めて、快適(TV、PC、エアコン)にしすぎない、こもりきりにならないように工夫する(鍵は×)など孤立化させないための注意が必要ですね。
家族間のコミュニケーションには子供部屋の問題だけではなく、リビングが明るく居
心地がよく集まりたくなる空間であることやリビング階段も有効ですね。家族の気配を感じる間取りが大切です。
二葉の家の考え方は、この〔広がり間取り〕を基本にしています。
広がり間取りとは、
玄関ホールで室内をいったん区切り(冬の寒い空気を遮断する)、
無駄な廊下をなくし、部屋をひとつずつ仕切るのではなく、
広がりを生かして引戸を多用することで空間に一体感をもたせながら、
住み心地の良さを追求する間取りです。
そのため家族の自然な交流が生まれます。
少ない面積の家でも、風通しが良い、広々とした空間をご提案することが可能なのです。
鶴田