
合法木材供給認定事業者研修に行って参りました。
毎年、行われております。
まず、合法木材供給の仕組みと現状そして、今後の取り組みについて
全国木材組合連合会 企画部長代理 加藤氏のお話でした。
次に 林野庁林政部木材利用課の内田氏による
「合法木材利用促進法(クリーンウッド法)の概要と今後について」でした。
合法木材とは、森林関係の法令において合法的に伐採されたことが証明された木材のことです。
正しい手続きで生産された真っ当な木材であるということです。
えっ? 木材に≪真っ当でない木材≫ってあるの?と思われかもしれませんね。
海外では、その国・地域の法令に違反して行われる “違法伐採” “無秩序な伐採” が大きな問題になっています。
地元住民の権利の迫害、危険な労働環境、生態系への影響などです。
国によっては伐採量の5割が違法なものであるといわれてます。
森林の減少は、地球の温暖化、生物多様性の減少などの環境問題につながります。
地球温暖化で、南極の氷が溶けて水没する都市もあると言われています。
また、違法伐採は産地国における政府収入の損失となります。
違法伐採された安い木材が輸入されると、日本のような輸入国の林業も困難になります。
違法伐採された安い木材を輸入し、購入し、使用する人がいるから、違法伐採は、なくならないのでしょう。
日本の規制は、欧米諸国から比べると甘いようです。
弊社は、木材業者でもあり、工務店でもありますので、勿論、合法木材を使用しております。
今回は、木材について持続可能な取組みについてでしたが、
国は「環境」のみならず「社会」「経済」など幅広い持続可能性に関する取組みを推進していこうとしています。
私たちも持続可能な社会、将来に向けた責任ある行動、そして未来への継承を進めていかなければならないと思います。
未来の子供たちのために。