夏は、風通しがいいので良かったのですが、なんと言っても冬が寒く建替えたいと以前からずっと思っていました。そんな時、あの、3.11の震災にあいました。素人目には良くわかりませんでしたが、役所の方がいらして、2階が少し、傾いています。との事でした。建替えの決心がつきました。
建替えをするなら、冬暖かい家が欲しい。と思いました。暖かい家にするには、断熱材が重要だと思っていた時に、新聞の広告欄で山本順三さんを知りました。
図書館で、偶然山本さんの本を見つけ、何度も何度も読みました。セルロースファイバーという断熱材を知るきっかけとなりました。山本さんは断熱屋さんなので良い事しか書かないのだろうとは思いましたが、大変興味深く読みました。山本さんが建てた家は、断熱材はセルロースファイバー、外壁は自然素材でメンテナンスフリーのそとん壁、家の中は無垢材をふんだんに使った家でした。
これだ!と思いました。そんな時、娘がコンビニで注文住宅の家づくりが載っている本を買ってきてくれました。隅から隅まで読みました。その中で、セルロースファイバー・そとん壁・自然素材で家づくりをしている工務店さんがなんとあったのです。それが、二葉さんとの出会いでした。
二葉さんの見学会へ行きましたし、既にお住まいのお家を見せて頂いたりもしました。その時にエピソードとして聞いたのですが、土地から家づくりを考えている方が社長さんに探した土地を見て欲しいという事で、土地を見せてもらったときに3回も駄目だしをした事を聞いてびっくりしてしまいました。工務店さんは家をつくるのが仕事なのにそんなことまでしてくれるの? 本当にお施主さんの立場に立った家づくりをしている会社なんだな。良心的な人だなと思いました。展示場では、自分の生活がイメージできない家でしたし、自然素材や本物の木を使っている所はほとんど見ることが出来なかったのですが、二葉さんは健康に配慮した家づくりをしているところも決めた理由です。
皆さんの力で少しずつ出来上がっていくのを見るのが本当に楽しかったです。サッシが入った頃、上棟式をしました。暑い日でした。式の後にみなさんと一緒にお昼を食べたのですが、その時に窓からやさしく入ってくる風がとても心地良く懐かしくほっとした事を思い出します。早くここへ帰って来たいと思いました。どこからでも庭の風景や季節を感じ自然と親しむ心地よい暮らしを楽しみたいと思っています。
これから家づくりを考えている方には、写真や人の話だけではなく等身大の家を自分の目で見て感じて家づくりを楽しんで欲しいと思います。