新年、おめでとうございます。 皆様、お健やかに新年をお迎えのことと存じます。
いつも思うのですが、1年が過ぎるのは早い!!! でも、一日24時間、一年365日 誰にでも平等にある
訳ですから、どう有効に使うかですね。
昨年は、富士山が世界文化遺産に登録されたり、『和食 日本人の伝統的な食文化』が無形文化遺
産に登録されたりしました。 富士山や和食だけでなく、私は日本が大好きです。 日本に生まれて本
当に良かったと思います。 自然環境、季節ごとの行事や食べ物等等、本当に素晴らしく、世界に誇
れるものを私たちは前世から譲られている訳です。ですから、ちゃんと未来の子供たちに残してあげ
る努力をしていかなければなりません。
田中正造(足尾鉱毒事件の解決と被害者救済に奔走した佐野市出身の国会議員2013年は没後
100年)の思想
~真の文明は、山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし~
人間は自然の中で謙虚であるべきです。
また、2020年開催の夏季オリンピックが東京に決定いたしました。56年ぶり2回目です。 賛否両論あ
るとは思いますが、決定した以上は、是非、成功させたいですね。 そして、スポーツを通して、世界
が一つになれるといいですね。
2020年は、家づくりも大きく変わります。 2020年とは、あと6年後です。
あなたは、お幾つですか?
昨年、2013年10月1日に、改正省エネ基準の施行がありました。 新しい省エネ基準の特徴として
は、大きく3つあります。
① 地域区分が6区分から8区分に変更
(栃木県は、Ⅱ・Ⅲ・Ⅳaの3地区に分類。ちなみに大田原市はⅢ地区、宇都宮市はⅣa地区です。)
② 断熱基準の見直し (床面積当りの指標から外皮表面積当りの指標へ)
③ 一次エネルギー消費量を指標として建物全体の省エネ性能を評価 (地域区分により基準値を設定)
一次エネルギーとは、石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料、そして原子力燃料であるウラン、また、水力、太陽、地熱等の自然エネルギーで、自然から直接得られるエネルギーの事。(一次エネルギーを変換、加工して得られる電気、ガソリン、ガス等は二次エネルギー)
構造や躯体の断熱性能、冷暖房、換気、給湯、照明等の設備機器、そして、太陽光パネルによる再
生可能エネルギー発電やエコキュート等の住まい全体で使うエネルギーを熱量換算します。
省エネ基準なんて、解らないよ。 関係ない。 と思っていらっしゃる方もいると思います。 今までは、そ
れでも家は建ちました。 しかし、2020年迄にすべての新築住宅ついて省エネ基準への適合の
義務化が実施されることになります。
という事は、2020年には、今回の、改正省エネ基準が建築の最低ラインとなるという事です。
そし
て、その10年後の2030年には、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)」エネルギー利用の方法を
工夫することで、一次エネルギーの年間消費量がゼロまたはおおむねゼロになる住宅を達成すること
が目標とされています。
(二葉の家では、H24年度に「住宅のゼロ・エネルギー化推進事業(ZEH)」
に採択され、昨年お客様の家を竣工することができました。)
松下幸之助 商い語録に ”
無理に売るな。客の好むものを売るな。客の為になるものを売
れ。” とあります。
私は、生意気なようですが、正直、どんな家でもプロデュースし、作ることはできると思っています。
ロ
ーコスト住宅も昔ながらの木の家も機械力を生かしたメカメカ住宅もできます。 しかし、お客様の夢を
一緒に形にする。
のと同時にお客様の為になるものを売れ。 これが私の原点です。 それには、
立ち止まらず、学び、プロとしてのご提案をしていく事だと 思っております。 2014年は、なぜ、今、こ
の家づくりなのか。なぜ、国は燃費の良い家を増やそうとしているのか。
20年後、30年後を見据えた家づくりが大切なのかを発信する場、勉強会を今まで以上にしていきた
いと思っております。
一人でも多くの方に聞いて考えて頂きたいと思っております。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。