室内環境について

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投稿日: 2018/04/09 | 更新日: 2020/11/26

今年は寒いですね。。。と言っていたのはいつだったか忘れるくらい、急に暖かくなった気がします。

それに加え3月に夏日を経験するなど、本当に驚きの気候です。 暖かくなると心も体も軽くなる気がします。が、花粉症などのアレルギーをお持ちの方にとっては辛い季節かもしれませんね。

私たちは、無意識に呼吸をしていますが、1日に摂取する空気の量は、食べ物や飲料水より10倍の量を体内に取り入れていることをご存知ですか。

一般成人の1日の平均摂取量は、食べ物2kg、飲料水2ℓ、空気20㎏と言われています。 ですので、花粉症やアレルギー性鼻炎をお持ちの方にとっては≪呼吸≫を意識されることでしょう。

外の空気も気になりますが、室内、とりわけ一番長く過ごす家の空気環境にも目を向けて欲しいと思います。 花粉は室内に持ち込まない努力をする事によって、かなり軽減されるでしょう。

しかし、室内の使用素材によっては、外よりも家の中の空気の方が危ない事もあり得ます。

昔の家は、トイレやお風呂は屋外にありましたが、利便性が考えられ家の中につくられるようになりました。

しかし、匂いや湿気などを外へ出し、新鮮な空気と入れ替える為に換気扇が付けられるようになりました。

現状はというと、新築や増改築をする場合24時間換気の設置が義務づけられています。

文字通り、24時間換気扇をつけっぱなしにして、2時間で1回空気の入れ替えをするという事です。

2003年(平成15年)建築基準法が改正されました。 その背景には、1980年代のアメリカ。 当時、エネルギー不足が問題となっていたことから、気密性が高く、冷暖房費が安くあがる「省エネビル」が次々に建てられるようになると、そこで働く人々がめまいや吐き気などの不調を訴え『シックビル症候群』と呼ばれました。

日本でも同じような住宅やビルが建ちはじめると同じようなトラブルを訴えるようになりました。『シックハウス症候群』です。

この症状の原因は、建物の建築に大量生産ができて、工事が簡単という理由でホルムアルデヒド等の化学物質が含まれる新建材が使われるようになったのですが、冷暖房の効率を上げる為に、住宅の気密が進んだ事により使用された新建材より気化したホルムアルデヒド等が屋内にたまってしまった為と思われます。

 (ホルムアルデヒドを水溶液状にしたものが『ホルマリン』で、標本をつける為の防腐剤です。想像すると怖いです。)

現在では新建材もF☆☆☆☆(フォースター)等、決められた基準値の材料使用が義務付けられています。

『シックハウス症候群』が増えた為、その対策として、24時間換気の義務付けとなった訳ですが、24時間換気システムはシックハウス対策だけではなく、快適な生活をする為にも大切なものです。

★化学物質を屋外へ出す。★人が呼吸で排出する二酸化炭素を屋外に出し、減った酸素を補う。★生活臭を屋外に出す。★換気で室内の空気に流れを作り温度や湿気が滞らないようにして結露を抑制する。★ホコリや花粉などの室内への侵入を少しでも抑える。 等がありますので24時間換気は止めないでください。

昔の家は、木や石、紙、土、竹や草でできていました。

自然素材で人にも環境にも優しい素材です。素材としては良いのですが、施工的には隙間風やホコリが入ってくる等快適な生活とは言い難いと思います。

という訳で、2003年(平成15年)7月以降に新築、増改築された方は、24時間換気がついていますので24時間換気と仲良く生活していただきたいと思います。

定期的なお掃除は、必須です。

室内を自然素材で仕上げても24時間換気のお手入れをしていただかないと、かえって汚れた空気を吸う事になってしまいます。

家の中の空気環境をもう一度見直して安らげる空間にしていただきたいと思います。

二葉の家では、より快適な生活をしていただく為に24時間換気システムは熱交換型をお勧めしております。

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