
皆様、お健やかに新年をお迎えのことと存じます。
平成最後の年となりました。天皇陛下の85歳の誕生日のお言葉では、年齢は違いますが昭和から平成への歩みを振り返る事が出来ました。
今までも色々な場面で献身的で誠実なお人柄を感じておりましたが、今回のお言葉でも、私自身が心穏やかになるのを感じさせて頂きました。新しい時代も楽しみです。
さて、暖冬と言われていましたが、厳しい寒さがやってきました。
最大級の防寒対策!…夏は≪熱中症最大危険レベル≫というのがありましたね。
夏は暑く!冬は寒く!春と秋が飛んでしまうのでしょうか。体に負担がかかります。
Nスタ(ニュース)でも取り上げられていたり、先日、下野新聞にも出ていたのですが、下記グラフは厚生労働省の2014年人口動態統計に基づいて月平均死亡数を比較し、「冬季(12月~3月)死亡増加率」を算出したものです。

なんと、驚きの結果です!!栃木県がワーストワンなのです!!正月早々なんだ!とお思いになるかもしれませんが、寒い今だからこそ、今から気を付けていただきたいことです。
- 4月~11月(8ヶ月) 1596.7人
- 12月~3月(4ヶ月)1995.5人 増加率25%
冬季死亡率が最も低いのが北海道10.3%
2013年の高断熱住宅普及率
伊香賀教授によると「山岳部を除いて晴天が多く放射冷却現象で明け方にかけて冷え込み厳しい。昼間は比較的暖かい為高断熱住宅が普及せず、夜間から朝の室温が下がって健康に影響を及ぼしている」と分析。
栃木県 30.7%
北海道 85.0%
青森県 70.5%
寒冷地でも室内が暖かく保たれていることが冬季死亡増加率の低さにつながっている」とみている。グラフを見ると、心疾患や呼吸系疾患が目立つ。
循環器内科学が専門の苅尾七臣自治医大学教授は「寒暖差は急激な血圧変動をもたらし、心筋梗塞などの要因になる」として注意を呼び掛けている(下野新聞より)
納得です。確かにそうかもしれません。
栃木県の方は我慢強いのかもしれません。ただ、冬は寒いのが普通で、我慢と思っていない部分もあるのではないかと思われます。
しかし、これから、最高気温が10℃にも届かず、最低気温がマイナスの日が増えます。リビングだけでなく、廊下や寝室、トイレ、脱衣室、お風呂など家全体を暖めるのが大切です。
また、この季節、結露でお悩みの方も多いかと思われます。窓や壁、天井で発生する結露を表面結露と言います。
水蒸気を含んだ暖かい空気が、温度の低い建材に触れることで起こります。
窓が曇ったり、水滴がついたりするのが代表的な例です。温度の下がりやすいところ、家具の裏側、人のいない部屋などは要注意です。
表面結露は、カビやダニの発生の原因になります。健康にも大きく影響します。住宅の表面結露を防ぐポイントは室内の表面温度を下げないことが一番重要です。
そのためには、建物全体の断熱性能を高め、家の中に冷えた部分を作らないことが大切です。
人にも、家にも温度のバリアフリーが大切ですね。(結露の続きは次回に。)
最後になりましたが、旧年中は皆様に大変お世話になり誠にありがとうございました。感謝祭にも多くの方にいらしていただきうれしく思っております。
また、協力業者の方々にもお手伝いいただき、感謝しております。
新しい年が皆様にとって幸多きものになりますようにお祈り申し上げております。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。