
皆様、お健やかに新年をお迎えのことと存じます。
今年は、暖冬傾向のようですね。 毎日の生活では寒いよりは暖かいほうが良いのですが、地球温暖化となると心配です。
2019年12月にスペイン・マドリードでの国連気候変動枠組み条約(COP25)の開催期間中、国際的環境NGO「気候行動ネットワーク」から2回も『化石賞』を授与されてしまいました。
1回目は梶山経済産業相が閣議後会見で「石炭火力発電など化石燃料の発電所は選択肢として残していきたい」と述べたため。
2回目は現地入りした小泉環境相が「石炭政策について新たな展開を生むには至らなかった」とスピーチした為でした。
資源の無い日本、再生可能エネルギーにシフトしていかなければならない日本の発言と思うと残念に思います。
【地球温暖化】と共に【持続可能な開発目標】SDGs(エスディージーズ)「Sustainable Development Goals」という言葉をよく耳にするようになりました。
TVや新聞、学校の授業や仕事を通して知った方も多いと思います。
SDGs(エスディージーズ)は2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成する為に掲げた目標です。
実はSDGsの前に2000年(ミレニアム)に開かれたサミットで【ミレニアム開発目標】MDGs(エムディージーズ)が採択されました。
貧困や飢餓、教育、ジェンダー平等、幼児・妊婦の健康、HIⅤ、環境の持続可能、等開発途上国の為の8つの目標で2015年を達成期限でした。
一定の成果がありましたが、未達成のものもありました。
またMDGsの策定時から開発をめぐる国際的な環境が大きく変わり、格差の問題、持続可能な消費や精算、気候変動対策など、先進国が自らの国内で取り組まなければならない課題を含む、全ての国に適用される普遍的な目標となりました。
SDGsは、『17の大きな目標』と、それらを達成する為の具体的な『169のターゲット』で構成されています。



日本に住む私は、この17項目を見て特別な事と感じませんでした。
恵まれているのだなと改めて感じました。
この恵まれているものをまだ満たされていない人、国、そして次の世代に繋げていく為に考え行動していかなければなりません。
家づくりに携わる私は、日本の課題でもある目標12『つくる責任つかう責任』目標13『気候変動に具体的な対策』を積極的に進めて行きたいと思います。
しかしSDGsは単独ではありません。 繋がっていますし、一人一人ができる事も多いです。
私も身近なところから、エコバックを持ったり、ペットボトルのリサイクルも進んでやっていこうと思います。最後になりましたが本年もどうぞよろしくお願い致します。