皆様、お健やかに新年をお迎えのことと存じます。
2021年、東日本大震災から10年です。早いと感じるのか、遅いと感じるかは人それぞれだと思いますが、10年ですのでいろいろあったと思います。
今はコロナ禍一色になっているように感じます。
コロナ禍の中、いつもの年より外出を控え、お家時間を楽しんでのんびりとお過ごしのことと思います。私もご挨拶を控えさせていただいた部分もありましたので、いつもより家にいる時間が多かったと思います。
お家時間が多いほど、快適でゆったりと過ごすことができ、ストレスのない家。
そんな空間づくりは本当に大切だと改めて実感しております。
菅総理は所信表明で、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする。すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを宣言しました。
省エネルギーを徹底し、再生可能エネルギーを最大限導入するとともに、安全最優先で原子力政策(先の原子力政策とはどんなものだろうか?) を進めることで、安定的なエネルギー供給を確立し長年続けてきた石炭火力発電に対する政策を抜本的に転換。
政府・与党は2050年までに温暖化ガスの排出ゼロにする目標を法律に明記。政策を推進する上での法的根拠を明確にし、政権が変わっても方針を変えにくくして政策の継続性を担保する方向のようです。
また、小泉環境相は2030年度電源構成に占める再生可能エネルギーの割合を現在の目標の倍となる4割以上にする意向を示しました。
住宅は2030年、新築住宅の平均で「※ZEH」を目標としています。更に太陽光電の導入を促す。やっと日本も前進しようとしていると感じます。2030年。あと9年後です。2050年、あと29年後です
今、家づくりをお考えの方には、その先を見据えた家づくりをお考えいただきたいと切に思います。
コロナ禍の中、再び諸外国との交流が制限される中、エネルギー、食品の自給率の低い日本は今、どういう状況なのでしょうか。エネルギー、食品の自給率を上げていく事も考えていかないといけないのではないでしょうか。
色々な面で、国が具体的な数字、目標を示し、けん引してくれると企業・個人として進みやすいと思います。
感染症は、気を付けていてもうつってしまったり、知らぬ間にうつしてしまう可能性があると思います。
感染症を正しく知り、正しく恐れ、今日私たちにできる事、マスクをする。手洗いうがい。人との距離をとる(でも心は寄り添う)。
きちんと食べてしっかり眠る。等をやっていきましょう。
不安や恐怖からくる偏見や差別、非難はコロナよりも怖い心の病かもしれません。団結して乗り越えていきましょう。
最後になりましたが、本年もよろしくお願いいたします。
株式会社二葉産業
代表取締役 山口 豊
※ZEH(ゼッチ)とはNet Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。住まいの断熱性・省エネ性能を上げ、太陽光発電などでエネルギーを創ることにより、年間の一次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気)の収支をプラスマイナス「ゼロ」にする住宅。
カーボンニュートラル(気候中立)とはライフサイクル全体で見たときにに二酸化炭素(Co2)の排出量と吸収量とがプラスマイナスゼロの状態。