
先日、日光市のO様邸の建方が行われました。今回も、建方の流れについてご紹介します。
まず、土台のホゾに柱をはめ込みます。

柱の中には、家の象徴となる大黒柱もあります。大黒柱は仕上がりが見える化粧柱ですので、段ボールで丁寧に梱包しています。

次に、土台にはめ込んだ柱に梁や桁をかけ、火打ち梁を入れていきます。

構造用合板を四周釘打ちする場合は、火打ち梁を省略することができますが、二葉の家は安全を考慮して火打ち梁を入れています。

次に梁や桁、火打ち梁の接合部を金物で固定していきます。

次に、接着剤を塗布し、構造用合板を貼っていきます。

二葉の家では、構造合板や屋根下地の野地板を貼る際、エア釘打ち機で釘を一発で打ち込まず、合板から少し浮かせて釘を打ち、その後、金槌で丁寧に一本一本打ち込みます。
これは、エア釘打機によるエアの圧力により、釘を打ち込みすぎるのを防ぐためです。
釘を打ち込みすぎると合板に釘頭がめり込んでしまい、面材の強度が落ちるので、このような方法をとっています。
こうしたやり方は大工にとって手間がかかるものですが、二葉の家は細かい部分にも配慮して、家づくりをしています。

次に、屋根を受ける小屋束を建て、母屋と吹き抜け部分の登梁をかけていきます。

次に、屋根下地となる垂木を取り付けていきます。

次に、杉の野地板を貼ります。

野地板が貼り終わりましたら、建方は終了となります。
ここまでの流れをYouTube動画にまとめましたので是非ご覧ください。