スマートベーパーバリア(可変透湿気密シート)

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投稿日: 2021/05/06 | 更新日: 2021/05/06

二葉の家では、壁の下地に可変透湿気密シートを貼っています。
可変透湿気密シートは、冬は防湿、夏は透湿の役割を果たします。

冬は通常の防湿気密シートのように湿気を通さず、夏は壁体内が高温多湿になりカビや結露が発生しそうになると湿気を通し、通年を通して壁体内を良好に保つよう機能します。

当社が使用している可変透湿気密シートのタイベックスマートは、湿度条件に応じて変化する特殊樹脂をコーティングが施されています。

この特殊な機能により、夏の高温多湿条件においては、透湿抵抗が低下し壁体内の湿気を室内側へ放出することが可能となります。

これからの高気密高断熱住宅では温暖地でも防湿気密シート施工が必要です。
しかし、通常の防湿気密シートの場合、夏型結露の心配があります。

夏型結露とは、夏の強い日差しで外装材や合板、壁の木材などが急な湿度上昇に伴って水分を放散する際に、室内でクーラーを使用して温度を低くすると、室内側の防湿シートのところで結露が生じる場合があります。これを夏型結露といいます。

寒冷地でも木材の初期含水率が高い場合は、夏場の蒸れによるカビの心配があります。

そこで開発されたのが「スマートベーパーバリア」という商品です。

夏は、温度勾配によって、湿気は室内側へ移動する傾向がありますが、通常の防湿気密シートが施工されている場合、断熱材と防湿気密シート間の湿度は、極めて高くなる恐れがあります。

新築直後の構造体や基礎コンクリートから放出される湿気は多く、壁体内の湿度は高くなり、リスクは更に高まります。

また、通気層工法を伴わない壁体や屋根断熱構造の場合は、特に初期含水を放散できず、通常の防湿 気密シートにより、湿気を壁体内に封じ込めてしまう可能性があります。

スマートベーパーバリアは気密性を保ちつつ、高湿度環境下では、湿気を通し夏型結露やカビ発生抑制効果を発揮します。
(メーカーHPより一部抜粋)

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