
二葉の家の外壁は、アルセコ外断熱システムを採用しています。
アルセコ外断熱システムは、環境先進国であるドイツから来た湿式・不燃・透湿の外断熱システムで、ドイツをはじめとして世界中で使用されている工法です。
写真は日光市O様邸の、アルセコ外断熱工事の様子です。

アルセコ外断熱は、外張り断熱を構成する断熱材から表面材まで、全ての部材が水蒸気を透過させる性質をもっています。そのため、外部に湿気を逃がすことができ、日本の多湿な気候にマッチします。
どのような工程で施工するかといいますと、下記の画像をご覧ください。

アルセコ外断熱システムは躯体に対して下記の工程で仕上げていきます。
まず、外壁の「1.躯体」に対して「2.接着剤」を塗布し、「3.ロックウール」厚さ80mmを張付けます。
ロックウールは鉱物由来の素材のため、燃えにくく湿気に強いという性質があり、繊維の間に空気がたくさん含まれているので、騒音にも強い優れた素材です。
ロックウールを張付けましたら、「4.ベースコート」で「5.ガラス繊維メッシュ」を塗りこみます。
図にすると、「4と6のベースコートで5のガラス繊維メッシュ」を挟んでいる形になります。
最後に、上塗り材の「7.トップコート」(表面仕上げコート材)でテクスチャーを付け「8.プロテクトカラー」で色を付ければ施工完了となります。
プロテクトカラーに使われている塗料は、雨が降ると汚れを落とす効果があります。また、その染料は非常に硬く、温度変化による伸縮もほとんどないため、非常に汚れのつきにくいものになっています。
アルセコ外断熱システムは、断熱材の軽さ、接着強度、表面材の柔軟性に優れているため、地震にも強さを発揮します。さらに不燃断熱材であるロックウールの採用により防火認定も取得している優れた施工方法です。