
宇都宮市のS様邸ですが、6日(日)大安に地鎮祭が執り行われました。
地鎮祭の準備中に少し雨が降ってきましたが、なんとか持ちこたえ無事に終わることができました。

地鎮祭は、住宅の建築が始まる前に安全祈願をする儀式です。
建物を建てる前に、その土地を守っている氏神様から土地を利用する許可を得ることで建築工事中の安全などを祈願します。
具体的には、地鎮祭当日の朝、忌竹を1.8m位の間隔で四方に建て縄で囲み、紙垂を取り付けます。
神主様が祭壇を組み、お供え物をして準備が整い次第、地鎮祭がはじまります。
神主様は、参列者のお祓いをすませると、祭壇に神様をお迎えし、祝詞の奏上をはじめます。
祝詞の奏上が終わると、敷地の四隅と中央に祓い清め供え物をして土地の安全を願います。

次に鍬入れです。お施主様と施工者が初めてその土地に手をつける意味であり、お施主様が鍬、施工者が鋤入を行います。
鍬入れが終わると、玉串奉奠の儀となります。ここでは、榊の枝に紙垂をつけたものを、お施主様、施工者の順番で神前に捧げます。
細かい作法については、その都度、神主様から説明がありますのでお施主様の心配はいりません。
最後に、神主さんが神様をお返しした後、参列者が神饌のお神酒をみんなで頂戴して儀式は終了となりますが、最近はコロナ禍という事情もあり省略して終わります。
地鎮祭が終わりましたら、施工者とお施主様がご近所へあいさつ回りを行います。
地鎮祭は、必ずやらなければならないものではありませんが、工事の安全を祈願する意図もありますので、その辺も考慮して決める必要があります。